1、50年の実家、自分磨きを決意する

私の実家はもう50年にもなります 。曽祖母が20代に彦根市で新築注文住宅として建てた家なので現代でいう古民家に該当するぐらい町で最も古い家でした。

父が還暦で退職したのを機に、「段差や風通しを無くしたい。100歳になっても安心して住める家にしたい」との思いからリフォームを決意しました。

子供の頃からお世話になった家、生まれ育った家なので私も微力ではありましたがお金を出すことを両親に言い、金額約300万円ぐらいを計画し、リフォーム屋さんに足を運びました。

2、防蟻費、撤去費用、内装費、開口交換費用などの莫大な費用で驚愕

しかし、そう簡単にいきません。

リフォーム業者に相談して内見して頂いたところ、なんと窓が全て製造されていない型だと判明。特注品扱いになるため、金額が2倍に膨れ上がりました。

また、シロアリの被害がひどく、撤去費用などや防蟻費も想像していた金額よりさらに上乗せされ、想定450万円と業者の人に言われました。(ここから撤去してひどいところがあればもっとかかるとも言われました)

金額を聞いた時は家族3人で驚愕し一旦考えてから検討することに決めました。

数時間後、1本の電話が入りました。担当のリフォーム営業の方でした。

その方の口から思わぬ朗報が耳から入ってきました。

「娘さん、結婚してましたよね?こちらの家にお住まいになればこどもエコすまい支援事業が受けられますのでよかったら検討してみてください」

私はすぐに夫に相談し、了承を得て私の家に住むことになりました。

補助金のおかげでちょうど300万ぐらいに落ち着き、リフォームすることに決めました。

3、50年の実家、「ありがとう、末長くよろしくね」

金銭面や窓の特注品問題など多くの問題がありましたが、今では段差がなくなり、窓は新品になったので透明感のある家になりました。

またリフォームする前は暖かい空気が外に逃げていたのに対し、特注品の耐熱ガラスに変えたことで空気を逃さず、常に暖かい空気が流れる家になりました。

営業の「補助金」などの言葉がなかったらリフォームを諦めていたので言ってくださった営業の方に感謝です。

そして家にも感謝を込め、家に向かって言いました。「ありがとう。これからも末長くよろしくね」

私は今日もくつろげる我が家に足を踏み込んでいきました。