気密と断熱だけに捉われないで!

◯高気密高断熱に越した事はないが◯

高気密高断熱住宅は、今やほとんどの住宅メーカーで謳っている事だと思います。『断熱気密性を高めて、夏涼しく冬暖かく』などという謳い文句は、何度聞いたか分かりません。もちろん、高気密高断熱な家に越した事はありませんが、そればかりに囚われていると落とし穴があるので、お気をつけください。

◯冷暖房計画◯

『冬暖かく夏涼しい家』にする為に、糟屋郡で新築注文住宅のような高気密高断熱仕様にする事は大切です。しかしそれだけでは、快適に住める家にはなりません。高気密高断熱は冷暖房効率を上げる(光熱費の節約)手段です。つまり『高気密高断熱』にした所で、冷暖房計画を怠ると効果を発揮しません。つまり冷暖房機器をうまく使いこなす必要があります。

◯換気計画◯

また換気計画も重要です。いかに効率よく空気の入れ替えが行えて、尚且つ熱損失を少なくする事が、室温を一定に保つ方法になります。住宅を『高気密』にする事で、換気システムの効率を上げる事ができます。換気計画が不十分だと、室内に悪い空気がこもってしまい、快適な居住環境にはなりません。